☆ 明るい気分になれる季節です。何事も前向きに取り組みましょう。 ☆

【2022年7月】白内障手術 体験記

目の手術

2022年7月に白内障の手術を受けました。

白内障の手術を検討されている方や、手術前の不安を抱えている方へ参考になればと思い体験記をブログにしてみます。内容は白内障の診断から手術完了までになりますが、現時点で手術終了直後であり今後も術後のケアや治療は続いていますので、必要に応じて内容の更新もしくは別ブログをアップしていきたいと思います。

なお、私は一患者であり医師や医療関係者ではありませんので、あくまでも私個人の体験談と感想となります。このブログの読み手の各個人の症状や治療、医学的な見解などについては必ず医師の診断を受けるようにしてください。

受診から診断・手術決断までの経緯

症状について

今回の白内障手術に至るまで、まずは眼科への受診がスタートラインになりましたが、受診の動機となった抱えていた症状について説明しておきます。

眼科受診を考えた理由は、主に次の二つの理由からでした。自分の眼には何か根本的な病気が隠れているのではないかと疑ったためです。

  1. 眼科処方や眼鏡屋さんでのメガネ作成で、視力が0.5程度までしか回復が望めなくなってきたこと。
  2. 上記の理由として、左右両眼ともそれぞれ像が二重三重に見えるため、その影響もあり視力が良くない感覚が強かったこと。

補足で説明しておきます。

  1. については、ここ数年眼科での処方や、複数のメガネ屋さんでメガネ作成を相談し作成してきましたが、どこでお願いしたものも視力は0.5程度までしか回復しない状況でした。
    10代後半から常時メガネを使用するようになり生活してきましたが、ここ数年は少しづつ老眼も入ってきたため、ますますストレスを感じていて次回の免許更新までには解決策を見出したい思いでしたが、メガネ作成では視力回復は難しいと感じていました。
  2. についてですが、これは両眼で見た時の症状ではなく、左右ともそれぞれ片眼で見た時に程度やズレる方向に違いはあるものの、比較的明るいもの(例えば蛍光灯や月など)の像が二重三重に見える状態でした。眼科や眼鏡屋さんでメガネ作成を相談した際にこの状態について説明して色々なレンズを試してもらっても、この状態を改善するメガネには残念ながら出会うことはできませんでした。

受診と診断

日常生活では何とか乗り切っていましたが、星空は見えないし、月の満ち欠けはほとんど認識できず「いつでも満月」に近い状態、街の看板も文字はよく判別できない、といった具合のため今後の生活や仕事への影響などを考えると、脳や体がまだ元気なうちに、何とか解決策を見出し今後楽しい人生を維持したいと思うようになりました。

以下が、今回の白内障手術につながる受診の流れです。

5年程前~約1年前
前提となる今までの経緯
(自分としては症状の原因がはっきりせずモヤモヤしていた時期)


上にも一部記述しましたが、ここ数年来次のような基本的な確認は行っていました。

  • 眼鏡屋さんでのメガネ作成での視力回復チャレンジ
    眼鏡屋さんとしては、最近増えた量販店および老舗眼鏡店など数店で試行錯誤しましたが、結果的には視力は0.5程度どまりで、満足できる結果は得られず、老舗眼鏡店では眼科での「屈折外来」受診を進言されました。
  • 定期健康診断での眼科健診
    年2回ほどの頻度で、健康診断時に眼科健診として眼底撮影と視力検査を行い、年1回程度は近隣の眼科医で視野検査や眼圧検査、画像診断などを行っていました。特に処置を必要とするような所見はありませんでしたが、近隣眼科医2か所で眼鏡処方をしてもらいました。結果として、眼科医処方のメガネでも満足できる視力回復には至りませんでした。
  • 近隣眼科医の再受診
    近隣眼科医処方のメガネでも満足得られなかったため、「自分の眼には何か根本的な病気が隠れているのではないか」という思いで、再度近隣眼科医を受診。いろいろな精密検査をして頂きましたが、原因特定には至りませんでした。ただし、『症状との因果関係は特定できないものの軽度の「白内障」(水晶体の濁り)はあることから、経過観察をしながらいずれ白内障の手術に踏み切る時期が来る可能性あり』とのコメントを頂きました。
    つまりこの時点では「様子見」と理解しました。
手術の約1年前
前へ進みたい‼
(とにかく自分として変化を求めた時期)


「様子見」という状態に、しょうがないなあという思いと納得いかない思いが交錯した時期でしたが、変化を求めてさらに行動することにしてみました。 

とった行動は以下です。

  • ネットで自分の納得いく眼科・医師の受診
    老舗眼鏡屋さんから聞いていた眼科・医師名や地域、「屈折外来」、「白内障」、「視力矯正」などの関連キーワードから時間をかけて調べ、数件をリストアップ。


自己責任で病院や医師を選択するには、ごく普通ですが、やはり口コミやネット情報からスタートしていくしかありませんでした。

結果数件リストアップは行いましたが、現状で大学病院は受診までのハードルが高く、ロケーション的に厳しい場所もあったため、残った3件ほどを更に精査してみました。
その中に1件、ふと目に留まったキーワードがありました。

『特別外来』 これには、
複雑な状況の患者に対して完全予約で、予約数を制限して診察・解析・説明・相談に時間的余裕をもって対応する外来」との説明がありました。しかも、経験豊富で見識も広くそれなりの地位にある先生が専任で担当されているとのこと。
私の眼の症状に対して何科を受診すればいいのか、あるいはどの先生が適しているかなどネット検索では判断できない情報やこの先の受診の方向性も含め相談可能と思える内容でした。

一般的に、評判の良い医療機関ほど予約が大変、待ち時間が長い、他の患者さんも多くじっくり相談に乗ってもらいづらいなどのイメージがあったため、納得のいく受診をしたかった私は、この『特別外来』受診を選択しました。

手術の約9ヶ月前
眼科専門医の『特別外来』受診
(具体的アクションで行動開始した時期)

『特別外来』は思った以上に早めに電話で予約が取れました。電話予約の担当も丁寧に対応いただけました。

当日は、その病院では初診であったため、あらかじめ伝えていた症状をもとに一般的な視力検査、眼圧測定、眼底撮影に加え網膜画像撮影、視野検査などの検査を行いました。その後に医師の受診・相談でしたが、困っている症状や今までの経緯など伝えたうえで今後受診すべき専門医の分野や治療の選択肢などについて相談をしました。

『特別外来』というだけあり、時間をかけてこちらが伝えたいことをしっかり受け止めて頂き、更には私の仕事内容や日常生活なども踏まえたうえで、検査結果説明も併せて今後のことを説明していただけました。この診察後、更にもう一度画像診断の検査を受けたうえで、以下のような結果・方針となりました。

検査・診断結果としては、加齢性白内障の影響による視力悪化の可能性が高いこと、そして、得られる視力回復の想定や白内障手術の適用是非、および他の治療の選択肢の診断のために、白内障や屈折矯正の手術経験豊富な専門医の受診を進められました。

診断データを用いた詳細で納得のいく説明でしたので、医師の推薦する専門医の中から選択し紹介状を用意していただきました。また、その場で紹介先医師の予約確認ができました。

手術の約8ヶ月前
白内障・屈折矯正 専門医の受診
(症状改善に向け治療について決断した時期)

紹介された医師は、白内障や屈折矯正の手術経験豊富な女性の医師でした。
各種手術適合性のための画像診断などを実施したうえで、結論としては加齢性白内障による白内障手術(眼内レンズ挿入による水晶体再建術)をすすめられました。

結果的には、近隣眼科での所見を後押しした形になりましたが、数多くの検査結果をもとにした詳しい説明や各種治療選択肢の説明などから、治療そのものには緊急性は無いものの日常生活や仕事上の困り具合から、「様子見」ではなく可能な時期見ての早期処置の進言を頂きました。

私の結論として、次の欄に記載した理由から白内障手術を決断しました。

 

手術の決断

上述のような診察の経緯をたどり、以下の3点から他の屈折回復手術をしてもいずれ白内障が悪化してくる可能性が高いことや、白内障手術で視力回復が望める可能性が高いこと、更に白内障手術のリスクは比較的少なく実施数が多いことなどから手術を決意しました。

  1. 緊急性は無いものの、加齢性の白内障の所見があったこと。その他の目の病気についての所見はないこと。
  2. 加齢性白内障のため、いずれ白内障手術に踏み切るタイミングを迎える可能性が高いこと。
  3. 緊急性のない白内障の状態ではあるが、そもそもの困った症状である「左右両眼ともに像のダブりがあり眼鏡での矯正視力が0.5程度までしか回復が望めなくなってきた」の原因となっている可能性は非常に高いこと。

もちろん担当の白内障や屈折矯正の専門医の方が手術経験豊富な方であったことも安心材料として後押しとなりました。

手術準備期間

スケジュール確定

担当医が抱えている手術待ちの患者さんが多かったため、手術は4か月後以降の日程しか取れない状況でしたが、私はその時点で個人的に手術よりも優先すべき事を抱えていたため、2022年7月の手術日を予約しました。

医師からは左右別々に2週間開けて2度の手術ということと、2回の手術を同じ月内で行う方が高額保険医療の制度で金銭的負担が減る可能性があるのではという情報も教えてもらいました。
この時点では、まだ保険適用の単焦点眼内レンズにするのか保険適用外の多焦点などのレンズを使用するのか決断はしていませんでしたが同一月内での2回の手術日程とし、受診眼科病院と自宅間は電車通いで駅階段など術後の危険要因もあったため、日帰りではなく1日入院での手術を選択。手術場所が自宅に近い、術後に付き添いが居るなどの場合は日帰り選択もありと思いますが、翌日には眼帯外しや術後の経過確認のため来院が必要になるなど負担や危険度も大きくなるため、状況的に可能であれば1日入院がお薦めです(1日入院の対応可否についてはそれぞれの医療機関に確認してください)。

ちなみに、私がお世話になった病院では設備や医師・看護師・薬剤師・栄養士さんなど職員の対応も心地よかったため、リラックスして術後療養することができました。また、眼科の病院であるためか一般的な病院食とは違い食事が大変美味しかったのが印象的でした。

1ヶ月前検査

手術1ヶ月前に予約をしたうえで、以下のような検査と診察、説明などがありました。

  • 手術のための血液検査
  • 眼内レンズ決定のための画像検査や測定
  • アレルギーやその時点で飲んでいる薬の確認(問診・お薬手帳)
  • 医師による眼内検査
  • 医師と眼内レンズの決定
    (合わせる焦点距離、眼内レンズ種類)
  • 手術前の注意事項と事前点眼薬の使用方法説明
  • 入院説明(当日持参書類や持ち物、部屋の選択)

手術をすすめることに問題はありませんでしたが、この段階が眼内レンズ選択の最終決断となります。

この段階では私もまだ多焦点レンズの選択を捨ててはいませんでしたが、全ての検査結果内容と私の少し几帳面な性格面から医師からは、「今後眼鏡なしの人生を歩みたい」という強い思いと理由がないのであれば単焦点レンズと眼鏡での調整の選択を推奨されました。私は眼鏡をすることに抵抗する理由はなく、どちらかというと眼鏡なしにした場合に、職場やお付き合いのある方々からの「あれ、眼鏡やめたの?」という問いかけにいちいち手術について説明することが煩わしいなと考えていたこともあり、単焦点眼内レンズを選択しました。

手術前は、自分でピント合わせする機能(水晶体)を失うことで、単焦点だと眼鏡を使用しても生活上かなりの不便を強いられるのではないかとの不安がありましたが、手術を終えた今、全くその不安は何だったんだろうと思えるくらいです。

眼内レンズ選択は人それぞれの思いや、生活面・仕事面の制約、性格、金銭面、医学的見地など多くの観点から総合的な判断をすることになりますので、担当医とよく相談をして決断するようにしてください。

直前準備

手術日4日前から手術の事前準備の点眼が必要です。安心して手術を受けるために忘れず行ってください。
また、手術後4日間は洗髪や洗顔は不可です。車の運転もしばらくできず生活も一時的に不自由になる方が多いと思いますので、行動範囲を狭めたり家族などの協力を事前にお願いしておいてください。

  • 手術日4日前からの点眼
    日に3回づつ2種類の点眼が必要。それぞれの点眼には5分以上の間隔を要する。
  • 手術後4日間は洗髪不可のため、前日入浴・洗髪は済ませておいた方が良い。
  • 手術時・手術後は目の周りの清潔が必要なため、必要に応じてヘアカットなど済ませる。
  • その他、化粧やマニキュアなどの注意事項について医師や看護師などの指示に従う。

手術日4日前からの点眼は後でも書きますが結構面倒くさい(特に片眼手術後で次の眼の手術前)です。ただし、眼のなかの雑菌処理などをしているため手術や術後の状態を左右する可能性もあるため頑張りましょう。

私の場合の点眼パターンは以下でしたが、使用する点眼薬や点眼パターンについては、担当医師の指示に従ってください。

対象点眼薬種類寝る前
手術を受ける眼A    
手術を受ける眼B    
手術前4日間の点眼パターン
※目薬は各種5分以上の間隔をあけて点眼すること

手術

手術前処置・検査・説明

私の場合は1日入院コースであったため、手術当日の来院時間は午前10:30で、最初1時間程は入院に関する手続きや病棟看護士・薬剤師・栄養士さんなどとの打ち合わせや着替えなどに費やし、その間に、手術を行う側の眼への点眼を行い、医師の手術前診察と再度手術内容の説明がありました。

医師からは、手術中は局部麻酔のため普通に会話できるので、くしゃみや咳が出そうとかトイレ我慢できない、痛みがあるなどの場合遠慮なく言ってくださいねと説明を受けました。

その後は手術時間までトイレなどを済ませたうえで病室でくつろぎの時間を過ごしました。
手術の際は、眼鏡・コンタクトレンズ・時計・指輪など身につけている金属類や装飾品ははずしますが、入れ歯はOKのようでした。

麻酔・消毒・手術

手術の時間となり、病室へスタッフが来て手術室へと案内されます。いよいよ手術、緊張の時間でした。

まずは手術室前室へ案内されましたが、ここからの流れは概ね以下のとおりです。ここからは緊張する間もなく流れに乗ってテキパキと事が進められました。

手術着装着

非常に軽い不織布風のガウン・エプロンのようなものを装着しました。

目薬や麻酔薬の点眼

椅子に座って、看護師さんが点眼してくれます。
最終的に麻酔薬を点眼され、目の周りの消毒をして手術室扉が開くのを待ちました。

手術室へ案内

案内され手術室へ入り、手術用椅子に座りリクライニングで目の位置をセッティング。
同時に腕に血圧測定用のベルトが装着されました。
医師から、楽な姿勢ですか? と尋ねられましたので、大丈夫ですと返答。

この後、顔にカバーをかぶせ、手術対象となる眼の瞬きが出来ないように瞼を抑える器具が装着されました。特別痛くもかゆくもありませんし何の不都合も感じません。

そして、手術用の照明が点灯した瞬間、眩しすぎて真っ白になり何も見えなくなりました。手術前は、眼の手術の状況が見えるのではないかと不安でしたが、手術終了までこの照明のおかげでほとんど何も見えませんのでご安心を。

手術開始から終了まで

医師の、「それでは只今から〇〇〇さんの右(左)眼の白内障手術を行います」の声。一瞬緊張を覚えます。

続いて。「〇〇〇さん、眼を洗浄するので水が流れますよー」の声とともに眼いっぱいに洗浄液が。
すごく気持ちがいい瞬間でした。

また医師の声で、「〇〇〇さん、右上を見てくださーい。、、、右下を見てくださーい。、、、左上を見てくださーい。、、、左下を見てくださーい。」と次々指示を受けました。この間、医師は眼に麻酔を打ったのだと思いますが(確認はしていません)、見えもせず痛みも何もないので眼球を動かしただけの感覚です。

この後は、少し機械音が聞こえたりしますが痛みなどは全くなく時間が過ぎていきます。
途中で「少しだけ眼に圧迫感があるかもしれませんが、すぐ終わりますよー」と説明がありましたが、右眼の時は少し圧迫感を感じたものの、左眼の際は全く何も感じませんでした。

少しすると、「〇〇〇さん、では、眼を洗浄消毒して終わりますねー」と突然の終了宣言。 え?! 早や! もう終わり?

最初と同じように気持ちの良い洗浄液が流れ、スタッフが素早く眼帯をセットして、ハイ終了。

手術室前室で体調確認

椅子のリクライニングが持ち上がり、エスコートされて手術室前室の椅子へ案内され、少しお休みしながら体調確認がありました。数分後、病棟スタッフが向けに来てくれ病室へと戻りました。

日帰り手術の場合はこの段階で会計処理などを行って帰宅となるようです。

 

以上が手術に関する流れですが、正確に測ったわけではありませんがSTEP4の手術自体は15分前後、STEP2~STEP5でも30分を少し超えるくらいの時間であったと思います。ただし、この所要時間も人それぞれの状態や手術内容によると思いますので参考程度で考えてください。

体験談

手術中は話すことはできますが、突然の咳やくしゃみは危険ですので注意してください。
また、逆に医師や手術スタッフの発声や会話は全て聞こえますので、内容についてはあまり気にしない方が良いかと思います。

手術直後のケアと目薬

手術後病室に戻ったら、術後30分はベッドで安静。
その後も基本的に静養となりますが、病室へ戻るタイミングによっては昼食、おやつ(美味しいチーズケーキなどのおやつがありました)などの時間にあたる場合もあると思います。食事・おやつや病室内でくつろぐ分には問題ないと思いますが、眼帯で片眼は不便ですし術後経過も気になりますので、私は夕食時間までは何もせずベッドで静養しました。

食事やおやつは病院食の域を超えていて、凄くおいしかったよ。
食事の味付けは本格的だったし、おやつも街のカフェのケーキ・ドリンクセットと同じ感じ。
ホテルでリフレッシュしているような雰囲気だった。

食事の制限やアレルギーなんかもケアしてもらえるのかなあ。

もちろん。
入院時、栄養士さんが来て細かく確認してくれます。
自分は普通食でアレルギー特になしでお願いしたけど、安心できると思うよ。

※今回私がお世話になった病院での感想です。感じ方の個人差や医療機関によって状況が違う可能性があります

夕方頃、病棟薬剤師から手術後3日間分の抗生物質と術後続く点眼薬・使用方法の説明がありました。抗生物質は毎朝昼夕食後に使用するものですが、点眼薬は前述の手術前使用点眼薬A・Bとは異なるもので、しかも点眼パターンが以下のように少し複雑です。手術前使用点眼薬A・Bはもう片方の手術が控えているようであればまた使用するので取っておきます。両眼とも手術が終わったのであれば手術前使用点眼薬A・Bはもう不要ですので処分可能です。

また、その後手術をしてくれた担当医が病室へ来てくれて状態確認の声掛けがありました。

  対象  点眼薬種類寝る前
手術を終えた眼C    
手術を終えた眼D    
手術を終えた眼E    
手術後当面の間の点眼パターン
※目薬は各種5分以上の間隔をあけて点眼すること

手術当日は、洗顔・洗髪・ひげ剃り・化粧は禁止。歯磨きや眼帯部を避けての顔拭きは可でした。

術後について

翌日検査

手術翌朝は、起床時間後程なくして朝食前に看護師が来て眼帯を外していただきました。
期待と不安が入り混じった時でしたが、無事に期待以上の視力でクリアに見え、世界が一変した瞬間です。

朝食後すぐに、視力・眼圧検査と手術した医師による術後診察の受診があり、問題無いことを確認のうえ次回外来予約、会計と退院手続きとなりました。

手術後4日間の注意

手術後4日間は、手術後の点眼を忘れないことはもちろんですが、以下は禁止でした。
要は一番避けたいのは、雑菌が眼に入ることと眼に強い衝撃や圧迫の力がかからないことらしいです。

  • 飲酒
  • 洗顔
  • 洗髪
  • 化粧
  • その他、以下の手術後1週間の注意 および 手術後1ヶ月間の注意の事項

    ※入浴については首から下のみは可、水や汗が眼に入らぬよう顔を拭くこともOK。
     デスクワーク、ラジオ体操、散歩、歯科治療は翌日から可。

手術後1週間の注意

手術後1週間の活動の目安として、以下は控えるように指示を受けました。理由がよく判らないものもありましたが、とにかく控えましょう。疑問点やあれはどうなの?これはダメなの?については担当医へ確認しましょう。
もちろん、次項の説明にある「手術後1ヶ月間の注意」事項も含みます。

手術後1ヶ月間の注意

手術後1週間と同様に、更に手術後1ヶ月間の活動の目安として、以下は控えるように指示を受けましたので、とにかく控えましょう。疑問点やあれはどうなの?これはダメなの?については担当医へ確認です。

  • ゴルフ
  • テニス
  • 水泳
  • スポーツジム
  • 温泉やサウナ
  • マッサージ
  • エステ
  • アイメイク  など

片眼手術後の状態

片眼手術後で残った眼の手術を待つこの期間(私の場合は2週間)が、実は一番不便でつらい時期でもあります。

手術した片眼では非常に良く見えるようになり世の中が一変して見え、その意味では感動も覚えすごく嬉しい時期です。ただし、私のように裸眼では0.1も見えず、眼鏡で矯正してもせいぜい0.5程度であった場合、片眼手術後は両眼の間に大きなギャップが生まれます。人間の「物をみる」というシステムは非常に優れているため、両眼で見た時に最適になるように眼の筋肉や脳が調整を図りますが、片眼手術後のこの期間は、調整能力の範囲を超えている状況に陥り、アンバランスで不安定な視界が広がります(もちろん手術を終えた片眼だけであれば良く見えます)。

このギャップの対応がこの期間(約2週間)の大きな課題となります。

体験談

医師からは、注意事項を守っていれば仕事やパソコン使用などもやってOKとは言われますが、結論的には私の場合は後述の仮のメガネなども用意したものの、パソコンや業務、日常生活においても、両眼間の大きなギャップのために目の疲れが激しく、長時間作業は控えざるを得ませんでした。

車の運転も、手術後1週間を目安にOKになっていましたが、術後対応としてOKであっても実際の運転は怖さが先に立ち、私の場合はもう片方の手術を待ってからとなりました。

もちろん、個人差も大きいとは思いますが、この期間では業務や日常での大事なイベントは控える調整をしておくことをお薦めします。

Information

手術をした方の眼は、選定した眼内レンズに従って、ある程度視力や明るさが回復している状況になります。しかし、残った手術前の眼の方は以前同様の状況ですので、多くの場合は視力や明るさが左右アンバランスになります。
そのため、日常生活や業務などに不都合を感じる場合も多く、それを一時的に改善するために「仮のメガネ」作成という方法があります。万能ではありませんが、不都合の程度やかかる費用など考慮して「仮のメガネ」作成を検討してみてください。下の方に『仮のメガネについて』として説明や体験談を記載しておきます。

更にこの不便でつらい時期に、もう一つ難題がやってきます。それは目薬点眼の管理です。

「手術直後のケアと目薬」の項目で書きましたが、手術後の眼には3種類の目薬点眼が必要です。それだけでも面倒くさいのですが、残った方の眼の手術前4日間は、「直前準備」で説明したように手術準備のための2種類の点眼も必要になります。

つまり、手術を終えていない眼の手術前4日間の目薬点眼は以下のようになります。
私の場合は、点眼間違い防止のために、この表を大きくして目薬の種類も書いてある用紙を準備してもらえました。必要に応じて自分で表を作成するなどで間違えないようにしましょう。薬剤師・看護師からは、間違えた場合は差し間違えたことは忘れて(無かったことにして)、指示された分は点眼するようにと説明がありました。

対象点眼薬種類寝る前
手術を受ける眼A    
手術を受ける眼B    
手術前4日間の点眼パターン
※目薬は各種5分以上の間隔をあけて点眼すること
対象点眼薬種類寝る前
手術を終えた眼C    
手術を終えた眼D    
手術を終えた眼E    
手術後当面の間の点眼パターン
※目薬は各種5分以上の間隔をあけて点眼すること

両眼手術後の状態

両眼手術後は、左右の眼の見え方のギャップから来るつらい状況から解放され、ほぼ選んだ眼内レンズ通りでの焦点距離にピントが両眼で合うクリアな状況となり、再度世界が一変します。手術してよかったと思える瞬間です。

選んだ眼内レンズは単焦点で、大きめのモニターでのPC作業が多めであったため60㎝の焦点距離を選びました。術後の視力は以下となり、ほぼ想定通りの視力となり、眼鏡使用で視力矯正も問題無いことを確認しました。

    裸眼視力矯正視力
右眼0.71.2
左眼0.61.2
手術直後の視力検査結果
体験談

手術前、私はある心配を抱いていました。

単焦点の眼内レンズを装着した場合、想定した距離にピントが合うのは理解できるが、それ以外の距離については像のボケが手術以前より激しくなるのではないか? 何故なら、白内障手術は水晶体というピント調整機能を失うものだと理解していたからです。よって、視力は回復しても生活はしずらくなるのではという心配でした。

医学的説明ではありませんが、実際に手術後に感じていることとして、想定した焦点距離を外れると文字情報の認識はしづらい面はあります。これはどうしても水晶体というピント調整機能がなくなったので厳しいのはやむを得ませんが、心配したほどではありません。おそらく、脳が補っているのではないでしょうか(勝手な思いです)。一方景色や画像情報については、文字情報ほど不都合は感じません。

従って、手術後は自宅内での生活やテレビを見る行為、街に出歩いて買物をする程度であれば裸眼でもほぼ問題はありません。どちらかというと、新聞や読書、スマホを見るなど細かい文字情報が多い「手元」の距離は問題です。車の運転も実質裸眼でも可能な範囲ですが、合法的な観点から仮のメガネを使用しています。

当初、私が心配していた、視力は回復しても生活はしずらくなるのでは? という心配は無用でした。
最終的には、手元と遠距離に対しては眼鏡使用を予定しており、生活面・仕事面などで不都合はなくなると信じています。

Information

手術を終えた両眼は、選定した眼内レンズに従って、ある程度視力や明るさが回復している状況になります。しかし、手術を終えた直後1ヶ月ほどは、多くの場合は視力が安定せず、すぐに高価な眼鏡を購入するには気が引ける状況です。
しかし、眼内レンズの選定によっては、「新聞などの細かい字が読めなくなった」、「やはり眼鏡が無いと運転が怖い」など日常生活や業務などに不都合を感じる場合も多いと思います。それを視力が安定するまで一時的に改善するために「仮のメガネ」作成という方法があります。万能ではありませんが、不都合の程度やかかる費用など考慮して、最終的に高価な眼鏡を作製・購入するまでの「仮のメガネ」作成を検討してみてください。下の方に『仮のメガネについて』として説明や体験談を記載しておきます。

なお、この時期も手術後の点眼が続きます。トラブルとならないように指示通り点眼を行いましょう。外来での術後診断のたびに医師から指示が出て、徐々に減ってはいきますが、当面は以下のパターンです。

対象点眼薬種類寝る前
手術を終えた眼(両眼)C    
手術を終えた眼(両眼)D    
手術を終えた眼(両眼)E    
手術後当面の間の点眼パターン
※目薬は各種5分以上の間隔をあけて点眼すること

仮のメガネについて

「仮のメガネ」について体験含めて説明します。
私も大いに誤解をしていましたし、眼鏡店でも店員によっては誤解している場合もあるため、あえて説明しておきたいと思います。

ただし、内容的には私のように手術前の視力が裸眼では0.1にも届かないような場合をもとにした説明です。これも、手術前の視力や選択した眼内レンズなどの状況により個人個人で全く異なってくると思いますので、詳しいことは事前に医師へ確認をしてください。この確認を怠ることで、手術後に想定外の不都合が生じる可能性があることだけは知っておいて欲しいと思います。

  • 「仮のメガネ」って何?

    術後の期間限定と割り切って作製する眼鏡で、見映えや品質よりも安価で済むことを優先する眼鏡。
    片眼手術後の両眼アンバランスの低減や術後の視力不安定な時期での短期使用を目的としている。
    「仮のメガネ」として非常に安価なレンズを用意したり、使用しているフレームへの装着や「仮のメガネ」から「本眼鏡」への買い替え時の割引など、眼鏡店によって顧客獲得のため様々なサービスを行っているところも多い。
    ただし、店舗や店員によっては白内障手術時の「仮のメガネ」を知らなかったり知識が希薄な場合も多いため注意が必要。
  • 片眼手術後、他方の眼の手術までの「仮のメガネ」について

    左右の視力のバランスが悪く、一番不便でつらい時期に使用するものです。
    私は、最初に右眼を手術しおよそ0.6内外の視力になると想定していました。そこで、手術前に使用していた眼鏡(両眼ともほぼ0.5程度に矯正していたもの)を利用して、右眼手術後は右側を度数の無い単なるガラスを装着してもらえば、両眼とも0.5程度の視力になるためバランスも良く当面の2週間は全く問題ないだろうと考えていました。が、実はこれが大きな間違いでした。

    医師にもはっきり大きな誤解をしていると言われましたが、これでは左右の度数が大きく違うために、左右の眼で見えている像の大きさが違ことから脳が両眼で見た像を処理できません。

    実際手術後に眼鏡屋さんで「仮のメガネ」作製を依頼し、色々トライさせてもらいましたが、私が思っていたセッティングでは使い物にはなりませんでした。

    ではどうするのか?
    この時期の「仮のメガネ」作製については、まずは「仮のメガネ」の経験豊富で、私が誤解していた内容について理解した上で対応してくれる眼鏡屋さん・店員を見定めることが必要です。そのうえで何個かのパターンを試行錯誤しながら役に立ちそうなものをご自分の判断で決めるしかないと思います。

    私の場合は、外出するときのための「仮のメガネ」を作製しましたが、この時期の外出頻度は少なかったことと、自宅内では不便ではあったものの裸眼で何とかなっていたため、「仮のメガネ」の出番はあまりありませんでした。ちなみに私が作ってもらった「仮のメガネ」はレンズ1枚につき税込み1,100円でした。フレームは使用中だったものを利用して、検査時間含め1.5時間くらいで出来上がりました。ちなみに、私が依頼した眼鏡屋さんは、6ヶ月以内に最終的な「本メガネ」をそのお店で作製すれば「仮のメガネ」作製に要した費用を割り引くというサービスがありました。作製する「本メガネ」の価格や「仮のメガネ」は引取るなどの条件はありましたが、皆さんの利用店舗などでも確認してみてはいかがでしょうか。
  • 両眼手術後、視力が落ち着くまでの「仮のメガネ」について

    このタイミングで作製する「仮のメガネ」は、手術後に視力などの状態変化が無い場合は当面暫くの間使用できるメガネになります。ただし、手術直後にレンズ仕様やフレームなど高価なものを購入するにはリスクがあるため、とりあえず安価なもので様子見する意味での「仮のメガネ」となります。

    私は、生活面を考えて、手元の新聞やスマホを見るための物と車の運転用に1.0前後の視力が出る物を「仮のメガネ」として用意しました。このブログを書いている今、手術後1ヶ月近く経過しましたが、直後に比べて若干ですが視力が変化し安定してきていると感じています。
    最終的には近いうちに「本メガネ」作製をしたいと思いタイミングを考えている状況です。

まとめ


以上の白内障手術体験記について要旨をまとめておきますが、あくまでも私の場合の体験と感想です。このブログの読み手の各個人の症状や治療、医学的な見解などについては必ず医師の診断を受けるようにしてください。

手術後約1ヶ月の時点で、手術前後での裸眼と矯正視力はおよそ以下のようになっています。

    裸眼視力
(手術前 → 手術後)
矯正視力
(手術前→手術後)
右眼0.1未満 → 0.70.4 → 1.2
左眼0.1未満 → 0.60.5 → 1.2
手術前後での視力の改善状況
  • 白内障手術は怖くない
    短時間で、痛みもありません。
  • メリットは大きい
    水晶体が濁ってきている、白内障により視力が出なくなったなどで、いずれ手術をしなければいけないのであれば早めに手術に踏み切ったほうが得られる恩恵が大きいと思われる。今では、もっと若いうちに手術しておけばよかったと思っています。
  • 手術は日帰りもしくは1日入院で、左右に分けて2回の手術
    手術後は翌日まで眼帯での保護が必須で、翌日眼帯を外し診察が必要です。病院と自宅の距離や移動手段、付き添いの有無、費用面などから日帰りか1日入院かを決めることになります。医療機関によっては日帰り手術のみの場合もあると思いますので事前に確認が必要です。
  • 2回の手術は同一月内の方がお得な可能性あり
    健康保険対象の手術である場合、各自の所得に応じた高額医療となる設定額があります。もちろん各自の所得によりますが、白内障の2回の手術を同じ月内に行うことでこの高額医療制度の恩恵を受けられる可能性が高くなります。詳しくは区市町村役所の健康保険課および医療機関に確認してみてください。
  • 自分に必要な眼の距離感を知ったうえでの眼内レンズの選定
    自分の生活や仕事上、趣味などでピントが合っていないと困る距離を把握しておくことが重要です。
    新聞や本を読んだりスマホを見たりする距離、PCの画面を見る距離、テレビを見る距離、車を運転するときの標識を見る距離、車を運転するときのカーナビを見る距離、星空を見る距離 等々いろいろありますのでどれを優先するのかについて医師と話し合って決めてください。費用と必要度合いによっては保険適用外の多焦点眼内レンズなどもありますので、メリットやデメリットも含めよく理解し医師とも相談した上で決めるようにしてください。
  • 1回目手術後、2回目までの間は不便
    個人差はあると思いますが、私の場合はかなり不便で日常生活や仕事の上ではつらい時期でした。
    「仮のメガネ」などでの対応や、業務や日常での大事なイベントは控えるなどの調整を事前に検討しておくことをお薦めします。
  • 手術前後の点眼の管理は怠らない
    手術前から始まり、手術後もしばらくは続く各種点眼は手術の結果を左右しかねない重要なポイントと考えられます。途中一時的には大変ややこしいパターンもありますが、忘れずに間違いないようにしましょう。
  • 手術後1ヶ月程度の制限事項を守る
    術後の経過や結果に影響が考えられるため、指示された通り我慢しましょう。術後の眼のことで気を使いますので、1ヶ月はあっという間です。

白内障の手術を終えた今、世の中が明るくよく見えるようになり、人生を今まで以上に前向きに考えるようになったと実感しています。白内障の手術が必要、あるいは検討している方は是非とも前向きな姿勢で医師と話をしてみてください。

以上

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