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【箱根湯本】源泉掛け流し温泉と美味しい料理 ますとみ旅館

温泉のイメージ画像

久しぶりに訪れた箱根で、自分にとってはまた一つ落ち着ける宿との出会いがありました。目的や嗜好が合えばおすすめの宿ですので紹介しておきたいと思います。

『ままね湯』という同旅館独自の源泉による温泉があり、体にやさしく美味しい料理を味わえる『箱根湯本温泉 ますとみ旅館』です。

箱根湯本駅からも近く、温泉と食事を目的に是非とも再度リピートしたい宿です。

元々情報を持っていない旅館でしたが、全国旅行支援「いざ、神奈川!」につられて箱根湯本観光協会のホームページから得た情報をもとに電話予約し利用した宿です。

箱根湯本駅から近く、コスパも良い宿として、良質の温泉と美味しい料理そして癒しのひとときを求めるにはぴったりで大満足でした。実は家族で既に早々とリピートさせてもらいました。

全国旅行支援「いざ、神奈川!」の期間延長もあるようなので是非参考にしてください。

「ますとみ旅館」基本情報

このお宿に関する基本情報は、その時点での正しくタイムリーな情報を確認する意味でも以下の箱根湯本温泉 ますとみ旅館 ホームページを参照することをお薦めします。以下に、実際に行ってみての感想を少しだけ書き加えておきます。

ますとみ旅館さんは、箱根の峠の出入口の場で100年以上旅人をもてなしてきた思いを引き継ぎ、癒やしの源泉「ままね湯」と医食同源料理を堪能できる老舗旅館です。

建物全体や部屋の扉部などに古さは感じるものの、リフォームされた内装は極端な古さは全く感じられず、程よい感じの雰囲気を味わえます。シティーホテル感やラグジュアリー感を求める方にはお勧めできないかもしれませんが、外観からのイメージとは少し違い、思っていたよりは清潔感や落ち着きを感じるお宿でした。

宿全体は小規模で、おかみさんと外国人と思われる数人のスタッフでの運営となっています。おかみさんはいつもにこやかに対応してくれ、近隣や観光地の細かい情報などにも精通していて気配りも行き届いています。スタッフも、テキパキと仕事をこなし好感の持てる対応でした。かと言って、過度なサービスは全くなく、部屋や浴場などでスタッフとのコンタクトは無いため気を使うことなく過ごせるのが嬉しかったです。

利用前の情報チェックでは階段が急だとのコメントを散見していました。確かに現代の家屋と比べると多少狭く急ではありましたが少々膝に難を抱える私でも、注意を払えば問題はありませんでした。

「ますとみ旅館」おすすめポイントや注意点

体験談として、印象に残った点やおすすめポイント、注意点などを書き残してみました。参考にしてみてください。

  • アクセス

    箱根湯本駅から徒歩5分です。ただし、観光客の多い商店街を通りますので実際は7~10分程度になります。
    場所は、箱根湯本駅から塔ノ沢方面へ国道1号線沿いに歩いて行き、商店街を抜け少し先の早川にかかる旭橋を渡ってすぐ左側です。

    暖簾のかかった開き戸が旅館入口です。

  • 館内設備・サービス

    館内は初めての訪問する方にとっては少し複雑な構造になっています。

    旅館入口を入ると土間のような広い玄関になっています。土間から玄関ホールの床への高さが結構高いため、足腰の弱い方には辛いかもしれません。私も少し膝が痛い状況ですので、帰りに靴を履くために土間へ降りる際に少し抵抗感がありました。可能であれば、脇の方だけでもいいので式台のような段を用意していただければなと思いました。玄関ホールから更に数段上がったところが1階になっており、帳場や休み処があります。

    1階には、他に客室とお風呂場≪八角風呂(露天風呂)、妙寿宝泉(内湯)≫があります。お風呂場は地階の内湯2カ所と合わせて男女時間交代制になっています。その時の利用客の状況に応じて地階の内湯などは男女交代の状況が変わることもあるようなので、チェックインの際などに確認するようにしてください。

    地階には内湯2カ所の他に食事処があります。夕食、朝食共に食事処での利用になりますので部屋食はありません。また、食事処利用中に部屋の寝具の上げ下げが行われます(ベッドのみの部屋の場合は未経験で判りません)ので、食事に行く際は自己責任で貴重品は備え付け金庫を利用するなりで扱いに注意した方が無難と思います。

    2階、3階は客室です。最初にも書きましたが、現代の一般的家屋に比べると階段は少し狭く急になっています。少々膝に難を抱える私でも、注意を払えば問題はない程度ではありますが、3階に泊った場合はお風呂や食事処への行き来が3フロア分になりますので予約の際にでも確認された方が良いかもしれません。また、エレベーターはありませんので旅行用の大きなキャリーバッグなどは扱いが大変です。避けた方が良いです。

    館内にマッサージ機や娯楽施設・用具などは一切ありません。温泉と美味しい料理と癒しを求めて行く宿には必要ないと思っています。

    ソフトドリンクとビールの自販機が1台帳場の前にあります。部屋には冷蔵庫と栓抜き、ワインの栓抜きが用意されていますので、飲み物は常識の範囲で事前購入で持ち込みも問題ないと思いますが、食事処への持ち込みは不可と割り切り追加で注文しましょう。

  • 客室

    客室は和室の作りが基本になっています。ホテルタイプではありませんので注意してください。畳敷きの和室やベッドを備えた部屋、ベッド+畳敷きの部屋などバリエーションがあります。人数も2名様限定から最大6人までとなっており、利用者数と寝室のタイプで選ぶことになります。

    老舗旅館ですので古さを感じるところもありますが、客室内装などはきれいで清潔感もあります。部屋のトイレ・洗面もきれいでしたが、部屋によっては内部に階段一段程度の段差がある部屋もあるようでした。

    私は3人で訪問し、2ベッド+和室タイプの部屋(2階)と次の間付和室(1階)を利用しましたが、上階には露天風呂付2名様限定の洋室もあるようです。利用した部屋の洗面・トイレは一体化した造りですが広く清潔感があります。また、洗面には「雪肌精」の化粧水と乳液があり女性には嬉しかったようです。

    1つだけ難点を挙げるとすれば、1階の部屋を利用した際に上階の音(人の声ではなく荷物や人の移動音のようなもの)が結構気になりました。寝入ってしまえば朝まで起きるようなことはありませんでしたが、上階の客層によっては神経質な方は気になるかもしれません。建物の構造上改善は難しいとは思いますが、2階、3階の木の床部分に敷物を敷くなど何か一工夫が欲しいところです。

  • お風呂・温泉

    温泉は全て独自の源泉掛け流しで無色透明・無臭です。塩分を含まないアルカリ性単純泉で、良く温まり肌もすべすべになります。沸かしは行っておらず湯温は44度と聞かれるものの日々変化があるようです。私が利用した際はちょうどうれしい湯温でした。

    温泉は1階に「妙寿宝泉」という内湯に「八角風呂」という露天がついた浴場があり、地階にレトロな感じの内湯が2つあります。1階は22時までが女性、翌朝6時から9時30分までが男性の利用となっています。地階は利用客の男女比などで調整も行われているようですが。基本は地階の2つで男女交代制になっているようです。また、まだ未利用ですが2名1組/45分/2,000円(税別)で貸し切り利用できる屋上露天「蒼天の湯殿」があります。利用については宿へお問い合わせください。

    宿自体が小規模なこともあり浴場が混みあうことはめったにないと思います。人が多い時は少し待って出直せばOKです。私が利用した際は、一泊当たり3度ほど湯処へ行きましたが、ほとんどが一人でゆったりと湯につかることが出来ました。

  • 食事

    食事は和食で、朝夕共に部屋食ではなく地階の『福龍庵』(部屋ごとの個室になっている)でいただく形式です。新鮮な素材を使い、フードロスが無いよう工夫され、一つ一つの料理に手が掛かっているのが判る美味しい料理です。見た目も楽しめ、箱根の温泉宿でこの料理でこの値段でいいのと思えるほど質は高いと思います。量的には個人によって違うと思いますが、私は結構食べる方ですが何の不満もありませんでしたし、夕飯時のごはんや朝食事のごはん・お味噌汁は状況に応じておかわりも可能でした。

    地階の『福龍庵』へは階段の上り下りがあり、食事処で入口や内部にも段差がありますので、くれぐれも注意して楽しい時間を過ごしてください。

    また、食事時間はある程度限定されており、食事処も静かに料理を楽しむ雰囲気ですので、宴会目的は避けた方が良いと思われます。

ますとみ朝食
ますとみ旅館の朝食例 
(左上は湯豆腐、右下は自家製ヨーグルト、他に珈琲がつきました)  

全体的な評価

おすすめポイントに実際の体験を加味して「箱根湯本温泉 ますとみ旅館」宿泊レビューとして5段階で評価してみました。あくまで私の個人的な評価ですが参考にしてみてください。

「箱根湯本温泉 ますとみ旅館」宿泊レビュー
客室
 (3)
食事
 (4.5)
接客
 (4)
館内設備
 (4)
館内サービス
 (3)
価格
 (4)
アクセス
 (4.5)
総合評価
 (4.5)

まとめ

箱根の玄関口である箱根湯本駅から近く、温泉と美味しい和食料理を目的とする落ちつける旅館として、『箱根湯本温泉 ますとみ旅館』を紹介しました。

旅行パンフレットなどを見ては、やっぱり箱根は高いなあという思いで久しく足を運んでいませんでしたが、箱根でも中には常宿にしたくなるような、コスパが良いと思える宿があることを知りました。

決して現代風のラグジュアリーな宿泊先ではなく、目的が合ってないと不満も聞かれるかもしれませんが、長年培われてきた日本文化の流れとしてこのような質の高い温泉宿には是非とも今後も永くそのおもてなしを継承していって欲しいものです。皆さんも機会があったら利用してみては如何でしょうか。

以上

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