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雛人形≪親王飾り≫の飾りつけ

雛人形≪親王飾り≫の飾りつけ

我が家では、毎年3月3日の『桃の節句』に向けて、節分を過ぎたあたりに雛人形として『親王飾り』の飾りつけを行います。

『親王飾り』は1段で男雛と女雛および飾りつけのみで、現代の建物事情やマンションなどの住まいでもちょっとした空間で利用することができます。その飾りつけのプロセスを写真とともに紹介したいと思います。初回は悩むかもしれませんが、2回目以降は約30分の作業です。

残念ながら、本来用意されている漆黒の台座は我が家のサイズにはちょっとだけ大きくフィットしないため、市販の御雛段掛(雛人形飾りつけ用赤絨毯)の上に置いています。

赤い絨毯(雛段掛)を敷く

設置する場所に市販の雛人形飾りつけ用赤い絨毯を敷きます。
我が家の場合は、小さなテーブルを利用しています。

雛人形飾りつけ
背景屏風(金屏風)を設置

折り畳み式になっている背景屏風(金屏風)を一番奥に置きます。
次のステップのために屏風の後ろ側に1~2㎝程隙間を開けておきましょう。

雛人形飾り付け
ぼんぼり(雪洞)を設置

ぼんぼりを組み立て、電源を利用する場合は中継コンセントをつなぎ、長さを調整します。配線は背景屏風(金屏風)裏の隙間で取り廻してください。ほんのり梅色(桜色)のぼんぼりを女雛側へ、もう一方は男雛側の左右両脇へ置きます。

雛人形飾り付け
雛人形飾り付け
人形の台座を設置

人形の台座部分を、背景屏風(金屏風)にぴったりつくように、背景屏風(金屏風)手前へ設置します。両台座もくっつけておいて問題ありませんが、全体の幅を考えてバランスよく置いてください。

雛人形飾り付け
雛人形を設置

男雛と女雛の人形を台座の上に据え置きます。
男雛を向かって左側へ置くのが関東雛では一般的で大半はこの形式と言われていますが、京雛の場合は女雛を左側へ飾ります。各地方や各家の風習や慣例にもよりますので確認してみてください。

雛人形飾り付け
花飾りを設置

花飾りを人形前面の両脇、ぼんぼりの前へ据え置きます。
ぼんぼり同様、女雛側へ桜の花飾りを、もう一方の橘(たちばな)を男雛側へ置きます。

雛人形飾り付け
菱台・お神酒をのせた三方を設置

菱台(いわゆる菱餅の飾り)を男雛・女雛の前へ置き、三方(お花を徳利へ差したようなお神酒ののった台)を菱台の間へ据えます。

雛人形飾り付け
男雛・女雛の小物装着

男雛・女雛にはそれぞれ以下のような小物が付属していると思いますので、それぞれ説明書などに従って装着します。詳細は割愛しますが、それぞれ意味あるもので飾り付けの最終段階でもあるので丁寧に飾りつけましょう。

男雛の場合
  • 笏(しゃく)
    男雛が右手に持つ細長い板のようなもの。
  • 纓(えい)
    男雛の頭の上に装着される冠の後ろに立って付いている薄い羽根板状の付属品。
  • 飾剣(かざたち)
    儀式用に身につける剣で、左側の腰に差します。
雛人形飾り付け
女雛の場合
  • 桧扇(ひおうぎ)
    桧(ひのき)の薄い板で作られた扇子のこと。
  • 釵子(さいし)
    女雛の髪あげ具として装着されているティアラのような金属板のこと。
雛人形飾り付け
雛人形飾り付け
終了
親王飾りの飾りつけの完了

雛人形をしまう際は、天気の良い乾燥した日を選んで、毛ばたきなどを用いてほこりを払ったうえ、なるべく素手でで触れぬようにしながら作業します。作業は上の飾りつけの逆で行えば問題はありません。箱詰めの際は、必ず市販の人形用防虫剤を人形に直接触れないように入れましょう。

寒さも少し和らいで梅の花も芽吹き地域によっては咲く頃に、室内に雛人形飾りがあると気分も少し明るくなります。もし、押し入れや物置にずっとしまったままの雛人形があるのであれば一度飾ってみては如何でしょうか。

以上

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